りんごの品種ごとの特徴を知ればりんご選びが楽しくなる!!年中楽しめるりんごのセミドライフルーツもご紹介!!

りんご

『りんご』は人気の果物のひとつであり、その品種は多く存在しています。

今回は、スーパーなどで見かける『りんご』の品種をご紹介し、それぞれの旬の時期、特徴的な味わいや食感について解説します。

また、主要なりんごの産地ごとの代表的な品種についても触れます。

この記事を参考に、あなたのお気に入りのりんごを見つけてみてください。

目次

りんごの分類と特徴とは?

りんご

  • 分類:バラ目 > バラ科 > リンゴ属 > セイヨウリンゴ種
  • 学名:Malus domestica Borkh.(シノニム:Malus Mill.)
  • 英名:Apple 仏名:Pomme
  • 和名:せいようりんご(西洋林檎)
  • 別名:りんご

リンゴはバラ科リンゴ属に属する果実で、市場に出回るものは主にセイヨウリンゴです。

一方で、平安時代から存在するワリンゴ(和林檎)もありますが、これは果実が小さく、大量には生産されていません。

冬の代表的な果物として、みかんと並んでリンゴが挙げられます。

江戸時代には、アメリカから伝わったリンゴが日本のいくつかの藩で栽培されていたとの記録があります。

しかし、広範に栽培されるようになったのは、明治時代以降に外国から導入されてからです。

それ以降、日本の気候と風土に適した品種改良が進み、多くの品種が誕生しました。特に「ふじ」は、今や世界中で栽培されており、最も多く生産されているリンゴの品種となっています。

 

りんごの品種について

りんごの画像

現在、主に栽培されているリンゴの品種は約100種とされていますが、世界的に見ると数千から1万種ほど存在すると言われています。

日本国内での栽培では、「ふじ」が約半分を占めており、その他に「つがる」、「王林」、「ジョナゴールド」などの品種があります。

製菓用としては「紅玉」が好まれることが多いですが、近年では果肉が赤いリンゴも多く登場しており、品種のバリエーションが豊かになっています。

弊社の『りんご』のドライフルーツには、これに加え蜜がたっぷりはいった『高徳』なども使用しております。

 

りんごの光沢

りんごのつや

時折、リンゴの表面が油っぽく感じられることがありますが、これはワックスや防カビ、防虫薬剤ではなく、リンゴ自体が生成する成分によるものです。

熟れる過程で、リンゴはリノール酸やオレイン酸などの不飽和脂肪酸を多く生成します。

これらの脂肪酸とリンゴの皮に含まれる成分が反応し、天然のワックス状の膜を形成します。この膜はリンゴ内部の水分が外部に逃げるのを防ぎ、果実を保護しています。自然の仕組みは実に素晴らしいものです。

この天然のワックス層は、布で軽く磨くだけで美しく光り、リンゴがさらに魅力的に見えます。

 

りんごの旬と収穫時期は?

りんごの収穫

りんごは一般に冬の果物とされることが多いですが、実際には8月から11月にかけて様々な品種が収穫され、長い期間その美味しさを堪能することができます。

りんごの品種は収穫時期によって大きく4つのカテゴリーに分けられます。

  1. 極早生種: これらは8月上旬から下旬にかけて収穫される品種で、夏の終わりから初秋にかけて楽しむことができます。
  2. 早生種: 8月末から9月中旬にかけて収穫される品種で、秋の始まりに出回ります。
  3. 中生種: 9月下旬から10月下旬にかけて収穫される品種で、秋真っ盛りの時期に市場に並びます。
  4. 晩生種: 10月下旬から11月中旬に収穫される品種で、初冬にかけての期間に楽しむことができます。

これらの収穫時期による分類を理解することで、りんごの旬を正確に把握し、最も美味しい時期に各品種を味わうことができます。

人気のりんごの品種(赤色)

りんご

赤い果皮を持つりんごの中から、特に人気のある8つの品種をピックアップしてご紹介します。

シャキシャキとした食感や、バランスの良い甘みと酸味、ジューシーな果汁が特徴的な品種がラインアップしています。

それぞれの特徴を参考に、あなたの好みに合ったりんごを見つけてみてください。

豊かな甘み「つがる」

 

つがるは、 9月上旬から中旬にかけて旬を迎える「つがる」は、青森県が主要な産地です。赤い果皮に縞模様が入った美しいりんごで、酸味は控えめで甘みが豊か。果肉は硬めで食感が良く、そのまま食べるのはもちろん、ジュースにしても美味しいです。

甘さが抜群「シナノスイート」

「シナノスイート」は10月下旬から11月中旬に旬を迎え、長野県で主に栽培されています。果皮は赤くて艶やか、食感はシャキシャキ。香りが良く、甘みが非常に強いのが特徴です。

製菓おすすめ「紅玉」

「紅玉」は10月中旬に旬を迎え、青森県で主に栽培されています。小ぶりで真っ赤な果皮が特徴で、酸味が強いため、加熱調理に適しています。アップルパイやジャム作りにおすすめです。

食べ応えがある「世界一」

「世界一」は10月中旬から11月下旬が旬で、青森県が主要な産地です。非常に大きなサイズが特徴で、甘みと酸味のバランスが良いです。

爽やかな酸味が楽しめる「ジョナゴールド」

「ジョナゴールド」は10月中旬に旬を迎え、青森県や岩手県で栽培されています。酸味と甘みのバランスが良く、シャキシャキとした食感が楽しめます。

香り高い高級品「むつ」

「むつ」は10月中旬から下旬にかけて旬を迎え、青森県で主に栽培されています。袋をかけて栽培すると、果皮が赤くなります。

世界的人気「ふじ」

「ふじ」は11月に旬を迎え、青森県や長野県で栽培されています。甘みと酸味のバランスが良く、世界中で愛されています。

パキッと「秋映」

「秋映」は10月上旬から11月上旬にかけて旬を迎え、長野県で主に栽培されています。果皮が黒に近い濃い赤色になるのが特徴で、甘酸っぱい味わいが楽しめます。

まとめ

『りんご』は多様な品種とそれぞれの特徴を持ち、世界中で愛される果物です。

記事では、日本で人気の『りんご』品種を中心に、その旬の時期や特徴的な味わい、食感を紹介してきました。

これから旬を迎える『りんご』を選ぶ際の参考になればと思います。

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